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ザ・リターン・フロム黄泉

先月の旧盆あたり、和歌山県南部に行ってきました。
目当てはまず田辺市の南方熊楠顕彰館(=熊楠が米英留学から帰って以来住んでいた家の隣にある。家屋や再現した庭も見学できる)
この家の隣に父の実家があり(今は他人の持ち物ですが)、
ちょうどこの7月は父の13回忌ということもあり来たかったのです。

写真は熊楠の家
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もうすぐ生誕150周年ということでひそかに盛り上がっている熊楠界隈。
熊楠の生まれは和歌山市内で、通った小学校は私の母校でもあり、熊楠の有名なエピソードについては小学校の集会でたびたび聞かされてみんな知ってるといったところ。

出発の日の晩にちょうど民俗・宗教学者の中沢新一さんの「南方熊楠賞受賞記念」出版イベント(講演会)があったので行ってきました。
新刊「熊楠と星の時間」にサインを頂きまして

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その後東京駅から夜行バスで和歌山市まで、10時間、
あまり寝られないし疲れましたが移動そのものが旅の醍醐味かと

翌朝、特急「くろしお」で紀伊田辺へ
弁慶チョーひさしぶりー

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バスの時間の関係で急ぎ足でしたが「南方熊楠顕彰館」へ
熊楠の庭では文字通り耳をつんざく蝉の声、我慢できないほど

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ここから龍神バスで2時間、山道を登り次の目的地、熊野本宮へ
言わずと知れた熊野本宮大社

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平安時代以降、熊野全体が浄土の地であるとみなされ、
中世、人々は「生きながら浄土に生まれ変わること」を目指して熊野詣の道を歩いたそうです。


大斎原(おおゆのはら)は川の中州にあった旧社地

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熊野古道も歩いてみました
発心門王子より初心者用の7キロコース

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山道で独りという気持ちよさ(前後にはもちろん歩いてる人は居るんだけど)

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ゴールしたら八咫ポストがお出迎え(なんかのパクリっぽい)
八咫烏エブリウェア

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いつかは那智の原始林にも行ってみたいなー


今回の旅の目的は、「緑の中で何にもしない」ことなので 
外出に疲れたら宿に帰ってゴロゴロと本を読む。
上記の「熊楠と星の時間」と同じく中沢新一著「チベットの先生」、神坂次郎「縛られた巨人 南方熊楠の生涯」、あと宿に(沢山)置いてあった「星の王子さま」を(つい先日、古本屋で珍しく星の王子さまの英語版絵本を買って読んだばかりだったのでタイムリー)読了。


四日目の朝、まず新宮市に移動
車窓より臨むエメラルドグリーンの川

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さらに紀伊勝浦へ、「ホテル浦島」で家族と合流
(浦島だけあって)ご丁寧に亀のお船がお出迎え


人々の声援のなか到着(亀が)


翌朝は捕鯨発祥の地、太地町へ

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1歳半くらいの時に来たことがある「鯨博物館」へ
懐かし(憶えてないけど)
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白いイルカ
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こちらは珍味、ウツボ
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電車で3時間、和歌山市へ
窓の外の緑を眺めていると飽きません。
以上、緑にかこまれリラックスできた良い旅でした。

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by agatha2222 | 2016-08-14 20:15 | Travel (Dance) | Trackback | Comments(0)


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