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Pilgrim, with "Puz/zle" to "Play" ③

[追いかけて欧州の旅 アントワープ巡礼の巻]

6/15 昨晩の「ミッションそのイチ="Puz/zle"鑑賞」を終えて、今朝は少々朝寝坊。
10:20発ブリュッセル行きの列車に乗り、ルクセンブルグとサヨナラする。
居眠りしながら二時間ほどでブリュッセルに到着。
新しくて綺麗だけど、なんだか閑散とした駅だなと思いつつ、ブリュッセルの街を観光、、、
のつもりで地図を観ながらメインストリートを目指すも、目に入る建物・通りの名前が地図と一致しない、、、?
ブリュッセル中央駅に降りたのではないのか?
途方に暮れる前に先ずは昼飯、ということでカフェへ。
店員さんに尋ねて、やっと現在地を把握。(ブリュッセル=リュクセンブール駅でした)
ハー、一人旅はこういう細々したチャレンジを乗り越えていく(おおげさ)という楽しみもあるなぁ。
誰かと一緒だと、苦手なことは人に任せて(地図読むとか)頼りきってしまうからなー、
やればできるコなんだよなー、なんちゃって。

食後、再出発。
王宮の前を通って、石畳の上をスーツケースをガラガラ引きずって行く。
門、塀には獅子や天使の像がいっぱい。(狛犬みたい↓)
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かの有名な楽器博物館を発見。
ノーマークだったので、ちょっとラッキーな気分。
クロークに荷物を預けて肩も軽くなったところで、膨大な数の西洋楽器と対峙すること2時間。
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(仏壇??↓)
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(全身刺青の「トカゲ男」を思い出した↓)
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そして、ブリュッセル中央駅を通り過ぎて、観光名所の大広場と、小便小僧をめざす。
世界三大ガッカリ?の小便小僧↓ 
たしかに、ちっちぇ!!(写真はデカいですが)
無理やり感、否めない!
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中央駅に戻って、ローカル線でアントワープへ向かう。
ワッフル、チョコレート、フリッツ(フライドポテト)、ワーテルゾーイ(シチュー)等、ベルギー名物を食うぞ!と昨晩から期待に胸を膨らませていたのだけど、疲れて全て素通り…
列車に乗る前に駅のスタンドでワッフルとココアを辛うじてゲット、満足。
列車内は妙に暑苦しくて、ワッフルとココアを平らげて気持ちが悪くなる。

18時、目的地のアントワープ=アンベルス=アントウェルペンに到着!!
ブリュッセルとはまた赴きが違う。感動!!
シェルカウイのホームだ~~!
何度も繰り返し観たドキュメンタリーフィルムDVDで観たアントワープの街並み、
トラム、シュヘルド川、観覧車、、
ここの空気を、エナジーを吸って帰るのだ。
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ホテルに向かう道を歩いていると、正装した多くのユダヤ人を見かける。
なるほどアントワープはダイヤモンド商業がさかんだというわけだ。

メトロひと駅分ほど歩いて、ホテルにチェックイン。
六月の欧州は陽が長い、20時半くらいから街を目指して散歩に出る。
市立公園を抜けて、メイン通りを抜けて、フルン広場、ノートルダム大聖堂、ステーン城、、、
ノートルダム大聖堂といえば、「フランダースの犬」でおなじみのルーベンスの絵があるところ。
時間が遅いので中には入れなかった(そして明日は日曜で午後からしか入れない、ということで諦めた)。
聖者、天使、邪な奴、もろもろ大集合…↓ 仏教美術(もしくはヒンドゥー)にもよく似ているような。
構成としては、基本的に同じなのか?
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そして、シェヘルド川のほとりへ。
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感慨深い。
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昔(今から半分の歳だった!)訪れた、リヴァプールの街を思い起こす。
リヴァプールは港町で、一方この景色は川であって海じゃないのだけど、、
(川でも港町、というのかな??)
水辺の空気と、石畳に酒場(酔っ払いのウルサイ若者)、
この感じは記憶の結び目のようだ。
「憧れ」に従って遠くまでやってきたこの感じ、
「一体ワタシはここで何をしているんだ?」と頭の一部は非難しつつも、
「憧れ」の地に自分が今立っているという不思議な感じと溢れそうな喜びと、
ここが自分の人生の分岐点になるんだ(なってくれないと困る)という感じ、、、。
さらに、リヴァプールにはもうビートルズは居なかったけど、
アントワープのシェルカウイは現役、
会おうと思えば会えるんだなぁ。
ありがたいなぁ。

さあ、もう陽も暮れたし、早く帰らなくちゃ、、
この時間だと、メトロは動いてないか?歩くしかないか?疲れたなぁ、、
と意識が(疲れで)遠のきそうなところで、公園のような場所に巨大なエレベーターを発見。
家族連れの人々が沢山、その前で待っている。
地下へ行くってことはメトロ??
よくわからないけど着いていくことに。
エレベーターは30メートルほど地下に潜って開いたら、このながーい道。
周りの人に紛れて暫く歩いて、、これはヤバイ?と気付き、「どこに向かっているのか」尋ねる。
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「川の向こう岸だよ~」
ひゃっ、それは違う!ありがと~~ということで戻る。
なるほど、そういえば川に一本も橋が架かっている様子がないなと思った。
地下トンネルとは、古い街並みの割りには近代的だな~。

6/16、さあ、今日は(これもDVDで観た)トラムに乗って、Eastmanの本拠地があるdeSingel(劇場併設のアートキャンパス)を来訪(参拝)なのだ!
トラム2番線、Hoboken行きに乗ればいいはずなのだけど、乗り場が見つからない。
別の路線の停留所で待っている老夫婦に尋ねる。英語が通じず不発。
後から来たインド系っぽいお兄さんに尋ねる。あまり通じてない風だが、なにやら「地下に潜れ」と言っている、、路面電車なのに?
念のため、また別の路線の停留所にて、おじいさんに尋ねる。英語バッチリ通じる、ヒット!
やっぱりメトロ(地下鉄)の乗り場と同じように、地下に停留所があるらしい。
どうにか一件落着。
路面電車=地上のもの、という先入観がありましたナー。

そしてトラムに乗り込む!
中心街を過ぎると、トラムは地上へ。ヒャホーイ

deSingelという停留所で降りる。探すまでもなく目の前にあった!
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そして、侵入。
フロアマップ?にEastmanを発見、地下のバックステージとな。
せっかくなので、オフィスの前まで行ってみる。
公演が無い日だからか、日曜日だからか、ほとんど人気がない、、
なのでまさに「忍び込んでる」感満載、来た道を覚えておかないと帰りに迷う不安も、
ちょっとした冒険気分、、、
で、とうとう辿り着いたEastmanオフィスの前!
過去公演のポスターが貼ってある。
扉にはロゴをプリントアウトしただけの簡素な「表札」。
とりあえずミッションコンプリート。では、撤退!
(証拠写真↓)
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撤退途中、舞台袖の扉が開いていたので、チラ見。準備中のようだ。
この場で数々のクリエーションが行われてきたのだと思いを巡らせて軽く鳥肌。
廊下の掲示物に、シェルカウイやRosasについての新聞記事(オランダ語)を沢山見つける。
ハァー、これでもうココは、思い残すことなし。
パリへ戻ろう。
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知らなかったのだけど、アントワープからパリへは直行便のタリス(新幹線)で行けるらしい。
ちゃんと確認してよかった。(ブリュッセルからしか乗れないと思ってた)
11:33パリ北駅行きのチケットを購入。
そしてまたしても、スタンドでデカいワッフルとコーヒーを。
昨日は「モチモチ系」だったけど今日は「パリパリ系」、生クリームとコンフィチュールのせ。
そしてまたしても、プラットフォームで列車に乗り込む前にほとんど平らげてしまう。
(なんか甘いものばかり食べている)

1.5時間でふたたびのパリへ到着。

(つづく)
by agatha2222 | 2013-06-28 03:03 | Travel (Dance) | Trackback | Comments(0)


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