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Pilgrim, with "Puz/zle" to "Play" ⑤

[追いかけて欧州の旅 パリ観光もたけなわ~帰国の巻]
(④、写真追加、追記してます)

6/18、いよいよ今夜は今回のメインイベント、"Play"を観に行く、
シェルカウイの踊りを生で観る記念すべき日、、。
疲れすぎないように、夕方までの観光プランを組む。
(旅日記・"Play"鑑賞の巻は、シリーズ?遡って①の記事に書きました。)

先ずは、「パリに居ながらコレを観ずには帰れまい」ということで、
ノートルダム寺院。
セーヌ川に浮かぶ小島、シテ島にある。
だーーーー、もう全部を写真に収めるのは無理ーー。
歴史の重み、ドワーンッ
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↓キマイラたち。シギャーッ
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その後、近くにある「アラブ世界研究所」へ。
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ここは、観光地としてはそれほど有名・重要?ではないのだろうけど、
この旅で、西洋美術=西洋の宗教美術に毎日触れていて、
やっぱりその(芸術の)背景=宗教について知らないと、理解しえない世界だな、という思いが強く、、
ユダヤ教、キリスト教、そして特に(ワタシにとって)ミステリーな、イスラム教について。
さらに、ギリシャ・ローマの神話…。
こういう思いは、うら若き少女時代にUKロック等を聴き始めた時からあったのだけど、
キリスト教がらみの隠喩や、天使・聖者の名前が出てきたら「あ、そこから先は(理解するの)無理」、
と諦めていたんだなぁ、、でももう、そこらへんもお勉強できる歳だろう、
というわけで帰国後、色々と書籍を入手。
シェルカウイの作品について、本人について理解するためにも必要なこと、、
(というかこの動機が一番強い。)

日本で育つと、宗教間の対立というものを日常的に目にすることは少ない、と思う。
もちろん家庭それぞれだけど、神社や寺に参りはすれ、その作法について教えられることはあれど、
仏教や神道の教育を受ける機会もないし。
ないけど、なんとなく日本人の考え方の中にそれらは沁みこんでいるのだろうな。
あ、「お釈迦様の一生」とか「極楽と地獄」みたいな小冊子は幼いころ読んだ記憶があるが、、
それでも「悪いことしたらアカン、地獄オチル(かも)」くらいのバクっとした観念しか植え付けられなかった。
で、ワタシが初めて仏教について学んだ?と言えるのは子供の頃に読んだ漫画、
手塚治虫の「ブッダ」、、もちろんフィクションも交えているけど、釈迦の教え入門書と言っていいのでは。
当のシェルカウイも、子供の頃にこれを読んで好きになり、自信の倫理基盤を形作ったとまで語っている。
、、、って話が脱線しましたが、、、
喧嘩になるほどの強い宗教観、というものがどうしても理解しがたくて、
理解しがたいから寄りつきたくない、怖い、と感じる。
これが一神教ではなく、ヒンドゥーの世界だと拒否感なく馴染める。
、、、なんて色々考えていて、、、
うまくまとめられないけど、何度も書いているように「知りたいこと」がある、浮かんでくる、
というのは、とにかく幸せなことだと思う。

↓は、アラビア語のカリグラフィーアートたち。
アラビア文字の独特な魅力…、文字そのものに魔力があるような。
読めないからなおさらそう感じるのか。
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で、この後やっと念願の”ローズカフェ”に行き、(それでも迷って諦めそうに…)昼・夕食。
中途半端な時間だったので、目当てのサラダやスープは食べられず、焼き物(キッシュ、ピッツァ)のみ。
それでもオーガニック野菜使用の、イギリス人のローズさん手作りのキッシュは美味しくて大満足。
フランスに来てなしてイギリス人のカフェが念願?という感じですが、一人旅でフランス料理のビストロに入る気はおきない、、まあ今回の旅はこれでいいのだ。

そして、Cite de la Musiqueへ、、(日記①へGO)

6/19 抜け殻?状態のまま、オルセー美術館へ。
もうアタマがパンクしそうだー。
↓時計の内側から。バックトゥザフューチャーを想起。
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最後はリュクセンブール公園。
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そしてダメ押し?にサンジェルマンデプレへ。
やっと名物らしいものにありつく。そば粉のガレット。
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おしまいける。
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パリという街について総じて思ったことは、
ダテに"芸術の都"という冠被ってないわ!ということ。
ある時代に、ヨーロッパじゅうのアーティストがここに集まってきたんだなあ、、
そして、市庁舎や劇場や大聖堂など、今もその機能を果たしている建造物の美しさ、街全体との調和、、
歴史は金を積んでも買えないからなあ、
懐の深さを感じた。
他のヨーロッパの街を沢山知ってるわけじゃないけど、
自分の知ってるなかでは、豪奢度は間違いなくナンバーワンかと。

帰国後、色々と欲が出たり考えたり、リーディングを受けて軌道修正したり、
悩みつつ迷いつつ動き始めるのでした。
念願のアーティスト(ワタシのクリシュナと呼ぼう…)に会えたのだから、
イイように変われるはず、
いや、もう運命?は変わったはず、
あとは自分がそれに沿うだけ、かしらん。
by agatha2222 | 2013-07-04 05:58 | Travel (Dance) | Trackback | Comments(0)


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