今月もいろいろと舞台や展示や映画などに触れる機会があったのですが、
中でもとくに心に響いたものを備忘録がてらご紹介します。 まずは、タップダンサー・熊谷和徳さんのソロ公演【Hear My Sole】@オーチャードホール(9/12)。 今年から私が共演させてもらっているタップダンサー・米澤一平くんのお師匠さんでもある熊谷和徳さんは、日本人で初めてタップ界のアカデミー賞とも言われるフローバート賞を受賞された、名実共に世界のトップに立つ(というか踏む)タップダンサーです。 今回、念願かなって観に行ってきました。 舞台上には板と、モニター用スピーカーのみ、ただ独り、 最小限の音源に合わせてタップを踏む音は、姿は、空気は毎秒毎秒が新鮮で、多彩な音はまるで映画作品のような奥行がありました。 パフォーマンスを観る(聴く)というだけでなく、その人(の人生)に出会いにいくということ自体に大きな意味が有るというか、たくさんのものを受け取ったような気がします。 ここまでくると表現のジャンル等は関係ないような。 そして、アップリンクで上演中のホドロフスキー新作映画【リアリティのダンス】。 カルト映画の鬼才、ホドロフスキーの映画は実は初めてみたのですが、(今回、話題になるまで知らず) 自伝的・自己治癒的作品ということもありホドロフスキー本人の心に寄り添う(もしくはこちらの心に寄り添われる)ような時間でした。 これはすごい。 こんなん好きや・・・ 最後に、もう何度も繰り返し観たウディ・アレン監督の映画【インテリア】。 アレン作品の"シリアス・サイド"(コメディでなく)です。 ・・・登場人物の家族それぞれが、それぞれに問題を抱えていて、何かに囚われていて、それぞれを思いやっているにも関わらず、それぞれ傷つけあってしまう、、、外から眺めていると、みんな幸せに過ごすことは"気の持ちよう"次第で簡単なことなのに、と思ってしまうけど、自分の身に置き換えて考えてみると、そう簡単にはいかないよね、と・・・ みんな愛おしい。 ところで私が初めてウディ・アレン作品に出会ったのは16歳くらいの時、深夜映画で「バナナ」を見た時でした。 今まで観た映画とは全然違う種類の面白さを感じてドキドキした記憶があります。 「このブサイクな(失礼)ジョンレノンみたいなおっさん誰だろう?!」と新聞のラテ欄でタイトルを探し。 (今考えたらメガネをかけているということ以外何も似ていませんが) その頃はまだインターネットも普及しておらず、自力で得られる情報も限られており かつ和歌山市内のレンタルビデオ屋ではほかのウディ・アレン作品は見つけられず、19歳で上京したときにいっぺんに観たものです。 (それだけの話です。写真はハクビシン) ![]()
by agatha2222
| 2014-09-29 18:50
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