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我々は愚かなまま死ぬるわけにはいかぬるぬる

ビートルズ企画新作について、"シアター・ビートリッシュ"初演の直後から考えていました。

すでにアレンジ(編曲)や、アレンジ+αのイメージが出来ている曲や、

とにかくこれはやってみたい、という曲から派生したイメージと、

この二ヶ月弱、なんとなく考えていたことから、おのずと、ざっくりとしたテーマが見えてきたので、

そこから連想を広げてリサーチをしたり、自分が観たい絵を考えたり、

そのイメージにすり合わせるように原曲、とくに歌詞の解釈を広げたり、、

そうやっているとシンクロ二シティというか引き寄せの法則というのか、「あ、やっぱりこのあたりで当たってるのね?」と思えるような偶然がいくつも起こり、

おおいにアイデアも膨らみ、曲数もワンステージ分ほどは溜まり、

だいぶ具体化してきたか?というところなのです。

が、

が、

「で、結局、何が言いたいのか?」という問いはふわっふわに膨張したアイデアたちが自立するための背骨のように、いつもあります。

私は結局、この作品を通して何が言いたいのか?

はっきり言葉で表せなくとも、やっぱり"ストーリー"が必要だなぁと、着地しました。

別に、音楽として上質で、お客さんが楽しめる演出があれば、ストーリーの存在は必須ではない、
と最初は自分で間口を広げていたのですが、

やっぱ、必要だなぁと、今のところは、感じています。

お客さんがパフォーマー(の役どころ?)に感情移入できる方が良いし、ね。

そして、やはり自分の中に無いものからは、何も出来ないということがはっきりした。

つまり、自分の中にあるもの、自分、を晒し者にするしかないというか、

(それは私の能力の限界なのかもしれないし、アート、とはそういうものなのかもしれない)

描こうとしているストーリー、はフィクションなのだけど、

自分が切実に「知りたい・解りたい」と思っている事柄こそが、エンジンとなって、ちゃんと辿りつきたいところへ運んでいってくれるような気がする。

生きてるエンジン、見栄えだけのオモチャのエンジンじゃなくてね。

まだ抽象的な話しかできませんが、

簡単には言葉にできない発見(の、感覚)や、自分自身に対する疑念が渦巻いています。

自分に問い詰めれば問い詰めるほど、自分の偽善やどうしようもなさや、子供のままであることが掘り起こされてきます。

こんなことして意味があるのか?不安にもなるので、たまにこうやって中間発表(ブログ)も必要になります・・・

来年、なんらかの形で実現したいです、したいです、死体death
by agatha2222 | 2014-10-25 01:40 | Project Beatlish | Trackback | Comments(1)
Commented by Yz.hashimoto at 2014-10-25 01:58 x
ストーリー=起承転結・・・自身の起承転結を描くことはできないよ。。と以前諭されたことを思い出しました。。


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