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ビートリッシュで歩む (さよならジョニー)

前回からのつづき)
この一連の流れ、プロビー(Project Beatlish)に絡めず話すわけにはいかない。
ついさいきん(千葉で瞑想しているはずの時間に…)気づいたことがあるんだよね。

CANTATA BEATLISHのライブでは、一番最後の曲がジョージの曲(If I Needed Someone)で、しかもサブタイトルとして(勝手に)george-harrison-pot-mix(=ジョージハリスン鍋)と名づけたとおり、いろんなジョージ曲を混ぜたジョージ祭りだったわけ。
この曲を選んだのは、歌詞とか歌の意味とか他の曲とのつながりとかを考えて、ではなくて、単にこの曲でやりたいアレンジがずっと頭にあったから。

CANTATA~制作時には、舞台の最後、どうやってオチをつけるのか、つまりは主人公がどこへいくのか、答えが出せなかったのだけど、
また今回も、後からなんとなく繋がったような気がする。

そもそもこの企画は、CANTATA~の前のTHEATRE BEATLISHから、ジョン・レノンの曲の世界観が土台になっていたんだけど(演奏した曲もジョンが書いた曲が大半)、
最後の最後だけジョージ祭りっていうのが、示唆的というか。




ジョンの悲しみやトラウマに固執することは、わたし自身のそれに固執することと同義で、すり替えのようなような意味もあったと思う。
もうそれらを手放せる準備ができた、ということかもしれない。
(そしてこのようなタイミングは人生が螺旋を描いて昇って行くように今後何度も訪れるのかもしれない)

ジョージがいわゆる「神」を最初に体感したのは、ジョンや奥さん方とともに招かれた食事会で歯科医にLSDを盛られ初めてトリップしたときだと語っていて、
(その後の一時期はアシッドトリップにはまり、後にハイト・アシュベリーの実態に幻滅してドラッグを止め、瞑想によって「神」を求め続けたそう)

ジョンもジョージと同じ体験を共有したけれど、結果的に彼はジョージのように「修行に励み続ける」ことはなかった。
もちろん二人はまったく別の人間なのだから、それは何もおかしなことではないし、二人を比べることもナンセンスなんだけど、この分岐点に佇んでしばしで考えずにはいられない…


ジョンの晩年(=ヨーコとの子供が産まれてからのハウスハズバンド期から最後のヒット・アルバムを制作・リリースするまで)はきっと幸せだったんだろう、やっと落ち着いて幸せになれたんだ(で、その矢先に、、、)って、昔のわたしは思ってたのだけど(というか思いたかったのかも)、
この夏秋に新たに色々と彼らにまつわる本を読んで、
やっぱりそんなに簡単に人は変われないのかも、トラウマを乗り越えられないのかも、と思った。
もっとずっと、最後まで彼はトラブった心をもてあましていたんじゃないか、と勝手ながら思った。

もちろん誰にも良いとき悪いときの波はあるし、他人の「幸せ度」や「救われ度」なんて本当のところは絶対に判らないし、ましてや本に書いてあることだって何が本当かどうか、わからないのだけど、
あくまで、私自身の考えがどう変わったか、ということをお話してます。。

「先輩!!」と慕って真似するなら、ジョージの生き方だな、と
すごく乱暴な言い方をすれば、とういう風に思った、着地したということ。
だからって別にジョン・レノンのファンじゃなくなるわけでも、マニアじゃなくなるわけでもありませんが!!
(誤解のないように書いておくと、ヴィパッサナー瞑想は「神」を求めるためのものではありません)


なにかが通過して行ったような、もしくは自分がなにかを通過して行ったような気がするんだな。
それなのに、まだプロビーは続けてるんだよな、、、
執着?執念?ライフワークですわ。



今年前半3枚のEP作成時はRED-BLUE-GREENのつながりで、緑(自然)を求めていったという話をしましたが、 そこへさらにジョージ先輩(もしくはメンター)のオレンジ色の背中が遠くに見える…
そんな心境でしょうか。
今のところは、ですが。

まあ、こじつけって言えば、こじつけなんでしょうけどネ。
でもホントに、いつか自然豊かな土地に移住したいと考えてたりして…
(運転免許、失効してるからなぁ、、、無理っぽいんやけど)


以上、予備知識がないとまるで意味のわからないような内容ですが、読んで下さってありがとうございます。
ディープな話はこれくらいにして、ここからは楽しく苦しいEP制作三昧です!
by agatha2222 | 2016-12-07 22:40 | Project Beatlish | Trackback | Comments(0)


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