難所の峠、"Within You Without You"、できました。
ミックス作業にはキリがない、、、もう思い切ってアップします。 (あとあと気になるところを見つけたらコッソリ修正するってやつです) レコーディング談はこちら☆ Within You Without You - Project BEATLISH extra edition ORANGE EP(2) music&lyrics by George Harrison huemmelchen, crumhorns (track 4): Haruo Kondo frame drum (track 4): Yuzo Hisada electric gut guitar (Super Wood K-3), voice by Agatha arrangement & mixing by Agatha 原曲についてもうんちくを少々。 ハンブルグ時代(ビートルズのレコードデビュー前)からの友人であるクラウス・フォアマンの家にジョージが遊びに行ったとき、クラウスの小さな足踏みオルガンを使って作曲したらしい。 ボロいオルガンのため、勢いよくペダルを踏み空気を送らないと音が出ないとかで、 クラウスは「ジョージのインスピレーションを途切れさせないために僕はオルガンの下に潜って手でペダルを漕ぎ続けた!」らしい。 というのは、"ジョージ大好き"なクラウスによるビートルズとの思い出を描いた挿絵入りコラム集、"Remember"のうけうり。 そんなクラウスの挿絵をチラ見せ… ![]() チラ見せしたからには現物もリンク貼っとく。 東洋哲学的な(そしていくぶん説教くさい)歌詞からもうかがえるように、この曲もジョージが瞑想修行を始めた後に書かれたそう。 ジョージいわく、『僕たちは「LSD期」のあと、「"All You Need Is Love"意識」に突入していった』とのこと。 というのは、ジョージ(とビートルズのスポークスマン、デレク・テイラー)による唯一の自伝的本、"I Me Mine"のうけうり。 これも一応貼っとく。(今年、増補改訂版がでたとこですが…) この時期(1967年のサージェント・ペパー期)のジョージは、シタールの練習や瞑想(マハリシ・マヘシ・ヨギに習ったTM瞑想というやつかな)、ならびにヒンドゥー世界の探求に没頭していて、ビートルズの活動にはあんまりやる気がなく(スタジオもしばしばサボってたとか)、アルバムに収録された自作曲もこの一曲だけ。 その後、シタールの師匠であるラヴィ・シャンカールに「自らのルーツを探せ」と言われたジョージは、自分のルーツは子供のころに自転車で走っていたときに何処かの家から聴こえてきたエルビス・プレスリーの"ハート・ブレイク・ホテル"だったと思い出し、 ラヴィと居たロサンゼルスを離れ、向かったニューヨークでエリック・クラプトンとジミ・ヘンドリクスに会ったところでギタリストに戻ることに決め、3年間続けたシタールの練習を止たそうな。 インド音楽の影響がもろに出ている曲も、1968年の"The Inner Light"を最後にみられなくなる。 とはいえ、例えば"Here Comes The Sun"の複雑なリズム構成とか、その後ジョージのトレードマークとなるスライドギターとか、シタール特訓期の影響はしっかり残ってると思うな。 楽曲そのものもさることながら、この曲はプロデューサー、ジョージ・マーティンによるアレンジが素晴らしいのです。 今までプロビーでたくさんのビートルズ曲をカヴァーアレンジしてきたけど、今回ほど原曲を何度も聴いて音を拾い拍を数えた曲はなかったです。 (だってどこが一拍目なのか、なかなか掴めなくて…) 歌メロ以外のフレーズも、(三部構成の第三部以外は)楽器は違えど殆ど原曲のものをコピーしました。 こういうアプローチ(手口?)は私にとっては珍しいです。 うんちくが長くなってしまったな… 聴いてくれたら嬉しいです。
by agatha2222
| 2017-02-18 22:39
| Project Beatlish
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