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秋のいろいろ(世界のヤマちゃん)

ライブの宣伝かレポートばっかりなので、たまには他のことも書いてみようと思います。
この秋はちょっと時間ができたこともあって、いろいろとコンサート等に足を運んでおります(つまり遊んでおります)。
いずれも素晴らしい演奏ばかり、、って全部は書いていられないので、そのうちのいくつかをつらつらと。

10/27はヤマンドゥ・コスタのギターコンサート@カメリアホール。
パコ・デ・ルシアをして、ジャンルを超えて「私の後継者」と言わしめた天才、、
一曲終わるごとに割れんばかりの拍手で、最後の曲が終わったら総スタンディングオベーションでアンコールも二回の大サービス。
言葉にするのも野暮なようで(といって楽をする?)、ってかしたくないんだけど、もう最高最高最高!!
あとから熱が出ました!

終演後はサイン会。(ワイン飲んでる 笑)
ちゃっかりと自分のCDも渡したりして…、「わたくしめもギターとか弾いちゃったりするんですがアワアワアワ」と話したら、「だよねー!ミュージシャンの手だねー!」と言って手を包んでくれた!!
もうこの手は二度と洗うまい、鼻もほじるまい、と思ったもののそうも言ってられないので今のうちに(ヤマンドゥの常在菌がこの手に生きているうちに)糠床でも拵えようかとか考えましたが生き物の世話とか出来ない人間なのでやめておきました…。
そういうヤマンドゥの手は特に大きいわけでもなく、むしろ男性としては小さい方?それでも7弦ギターを自由自在に…いったいどうなっているんでしょうか。

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ときにスキャットや口笛(これも超絶巧い)も交えつつ、茶目っけたっぷりなステージでした。この曲はコンサートでも演ってた。"Luciana"




ギターの神であるのみならず、もう、めっちゃ可愛いかったんよ…(反芻)。
世界のヤマちゃん。
(なんか口元の線がおかしなことになってるけど気にしないで↓)
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10/10は、ヴォーカル・アンサンブル・カペラの定期公演@東京カテドラル聖マリア大聖堂。
グレゴリオ聖歌とルネサンス・ポリフォニーによるミサ形式の演奏会、ビクトリアのレクイエムでした。
カペラの定期公演を聴くのもこれで三度目?四度目?
今回は特に大人数での構成(6声)だったとのことですが、なんだか、ぼろぼろ泣きました。

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残響7秒という(ツイッターの知識です)カテドラルの響きもあってか、、この世のものとは思えない美しさ。なんというか、懐かしさがあるんだよなあ。生れ変わって、思うがままの音楽教育の機会を得られたとしても、自分で歌える、もしくは歌いたいとは到底思えないんだけど。鮮やかな和音の展開(もちろんそれだけじゃないのよ)に、鳥肌が立つような、魂の根源みたいなところが揺さぶられるようなというか、宗教の枠組みを超えてというか、なんというか、何言ってっかわかんないけど。
音楽に限らず、何に美を見出すかは人それぞれだと思うんだけど、そういうところから自分のことを、さらには本当にやるべき仕事とかを、、知れないかなあとか、さいきん考えているんです。

カペラの映像もいちおう…ってやっぱり生とは別物なんだけど、、
これはジョスカンのモテット(4声)。



東京カテドラル。
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はい、日付を遡っていってますが、10/7は代官山で猿楽祭。
中世の音楽を演奏するレ・ミュジシャン・バラドゥールの練り歩きを追いかけます。
バグパイプ隊と、テイバーパイプの2セット?ありました。
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プロビーレコーディング、"Within You Without You"でバグパイプとクルムホルンを吹いて下さった近藤治夫さんと、長らく活動休止中?の「ほころび組」片割れでもある酉子さんも楽員なのでした。
練り歩きとあって、音が聴こえてくる方に駆けつけたわけですが、わくわくしました!

で、先日それとは関係のない調べ物でYoutube検索したら、初めにレ・ミュジシャン・バラドゥールがでてきた!笑 なんたる偶然。
これは三年前のようすかな?




で、これはまったくの余談ですが、「代官山」と見て「ディーコン山」と読ませたくなるのは私だけではないと思いますが、ビジュアライズするならばこうです。
(あの、大銀杏のヅラを被ってるのですよ、ヅラはあえて、ずらしてあります。)
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ってツイッターに書いたんだけど全然ウケなかったようなので諦めずに補足しますが、ジョン・ディーコンはQueenでベースを弾いているひとです。
この曲「地獄へ道連れ」もディーコンの曲です!
(もうすぐ映画「ボヘミアン・ラプソディー」も公開だね!)





10/6はドキュメンタリー映画「あまねき旋律」@ポレポレ東中野、公開初日へ。
インド東北部、ミャンマー国境付近に位置するナガランド州に暮らす人々の生活と、今も伝わる作業歌、アフリカのピグミーや東欧の民謡を思わせるその驚異的なポリフォニー、、、
音を聴きに行くだけでも充分価値あります。
(豊かな倍音についうとうとっとしてしまったところもありますが)
農作業や収穫祭のようすをとらえた映像も芸術的というか…、煌めくような美しさでした。

これはオススメだ!!!
ポレポレ東中野での上映は11/2までのようです。





今日のところはこんなところで…。
最後におまけ。世界のチャーリー。
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by agatha2222 | 2018-10-30 02:15 | Other | Trackback | Comments(0)


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