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国分寺のヘイブン(=避難所、の意でっせ)即ちプー横丁の店にて、図らずも令和の禁酒法発令前夜となったライブ、ご来場ありがとうございました。
感染症対策に考えうる限りの策を尽くしていただき、さらに時短営業要請によりいつもより時間は早め。
夕方、暮れてゆく寂しさをもそのまま口にしてしまえる自由さに深く感謝しています。

これも作成頂いたチラシに蛾がずっと止まっていました。親戚かな。

フライヤでフィーチャーしていただいているのは、先月リリースしたこちらの曲。きいてみてよかったぁこうてみてな✨
心強い助っ人&ゲストはコッピーa.k.a. コスダナオミくん。前回よりも電子機器が増えていました。帽子にメガネにマスクにヘッドフォンをしてビニールカーテンに囲まれている。引きこもりの権化のようで、なんか良い。

わたくしは猫柄のお洋服を…(まだ寒かった…)
ちら見えしているギターの弦は先日、エンジニアの中村さんに教えてもらったフラットワウンド弦というのに張り替えてみたんですのよ。

ゴールデンポリッシュ。金色。ナイロン弦(クラシックギターは低音の4~6弦が金属のコイル弦、高音の1~3弦がナイロン弦となっております)もほんのり金色っつうか黄色く着色されていて、西日が当たってキレイだったわよ。自分の髪も金色に染めたくなったくらい。
クラシックギター用でネットで買えたのはこれだけ、La Bella 900。

フラットワウンド(フラット弦)に対して、ふつうのっつうか一般的に使われているのがラウンドワウンド(ラウンド弦)で、何が違うかというと、フラットワウンドはコイル弦の芯に巻き付ける(=コイル)ワイヤーの断面が四角くて、巻き付けた表面がツルッツル。つまりフラット=平らということ。ラウンドワウンドはワイヤーの断面が丸い(=ラウンド)ので、表面は溝が刻まれていて、その溝がスクラッチノイズ(エレキギターとかだとピックの角で弦をこするとゴリゴリ・ギュイーンて音するああいうノイズ)を生む要因となる、と。で、問題となるのはそのノイズで、弦の上で指を滑らせるとノイズが出てしまう、それが渋い味にもなるんだけど、静かな曲とかだと、出したい音よりもノイズのほうが音量大きくなってしまったりして…まあ困りものだったわけです。フレットノイズとも言いますね。これのせいで、この曲は録音できないな~ってなってた曲もあるくらい、、、そこで試せよフラットワウンド!
👆ノイズ皆無でしょう?ただツイートしたとおり、音量はあまりでなくて、、録音した音も、パンチがないというか、薄くて軽くて奥行がなくて、低音域が足りない印象。ベースやドラムが入るようなアンサンブルとかならいいかも。ギター一本勝負みたいな曲だと、「クラシックギタで~すっ」って感じにならないな。あかんかも。
で、比較のためのビフォー(ラウンドワウンド)がこちら👇
(フラットワウンドについては、ジャズだと普通に使うよ?とプー横丁の店のマスターやお客さんになんでそんなことも知らんのんか、と突っ込まれました。わりとジョーシキなのかもね。でもクラシックギターでは???好んで使ってる人おる?おるんやろけどそら。)
とかなんとか、絶賛した直後に文句を言ってるんですが、ライブでは良い感じだったと思います。音量控えめなので歌もそれに合わせておのずと声を張り上げない感じになり、ギタープレイは上手になったわけではないのに要らぬノイズが消え、ギターというかハープを奏でているようななんだか全体的にお上品になった心持でした。曲もそれにあわせて、あと最近の心境にもあわせて、静かめな曲を多めに。
ライブでやるのは初めて、な曲もやってみました。もっとオリジナルの(プー横丁の店で演奏したことのない)曲を!とリクエストもいただいたので、今後増やそうと思います。
こんな状況にあって有難いことに、来月も出演させていただきます。詳細は追って。ほんと信じられない世の中で、この先も何があるかわからないけれど、演奏ができる場所があって、聴きに来てくれる人が要るから生きていて良いと思える気がします。大げさ?いやでもまじで。
シメは美味しいカレー定食。今日もごちそうさまでした!!!
